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「百鬼夜行絵巻」天草で発見!
     
         
柊鰯   真珠庵本に似た図も   絵巻全体
「柊鰯」で鬼が退散   「真珠庵本」に似た図も   絵巻全体

「柊鰯」(ひいらぎいわし)で鬼が退散のシーンも

節分の風習が描かれたのは全国で初めて
!!

百余匹の様々な妖怪や鬼たちが行列を作り、練り歩く様子を長さ10メートルもある和紙に描いた「百鬼夜行絵巻」(ひゃっきやぎょうえまき)が熊本県天草市の民家で発見された。福岡大学人文学部・植野健造教授(写真上=日本近代美術史)が現地を調査した際に、発見した。

この絵巻には赤鬼の目に柊(ひいらぎ)が刺さり、退散する様子も描かれていて、節分の風習「柊鰯」(ひいらぎいわし)が描かれた「百鬼夜行絵巻」はこれまでに発見例がなく、貴重な発見と専門家は語っている。

縦26.5センチの和紙をいくつも貼り合わせ、横はなんと10メートル(998センチ)余りもある絵巻物。
拍子を頭に乗せた器物の妖怪などから始まり、百余りの様々な妖怪たちが右から左に向かって群れて練り歩いている。向かう先には、朝焼けの日の出とともに軒先の窓に「柊鰯」が掛けてあり、赤鬼が目に柊のトゲを刺され、逃げ帰る結末となっている。

同様の絵巻には京都市大徳寺、一休宗純ゆかりの真珠庵に所蔵される「百鬼夜行絵巻」(国指定重要文化財)がある。室町時代に土佐光信が描いたとされ、「真珠庵本」と呼ばれ、広く知られている。
民間信仰で長い年月を経て古くなったりした道具や生き物、自然の物に神や霊魂が宿り、荒ぶれば禍をもたらすという付喪神(つくもがみ)と呼ばれる器物の妖怪たちが数多く描かれているのが特徴とされる。

「真珠庵本」以降の江戸時代の模本には、獣、草木などが妖怪化したものも描かれ、数種の絵巻が模写されていく過程で、いろんなバリエーションができてきたといわれている。

今回見つかった絵巻にも琵琶や琴、沓(くつ)、鰐口(わにぐち)、払子(ほっす)などの妖怪が多く描かれているが、節分の風習「柊鰯」が描かれているのはこれまでに発見例がないと専門家は語る。

「百鬼夜行絵巻」に詳しい福岡市美術館の中山喜一朗副館長の話によると、「真珠庵本『百鬼夜行絵巻』の系統に含まれるが、描かれた妖怪は完全に一致せず、江戸時代に種々描かれた流布本の一種と考えられる。

サイズの異なる料紙を接いで絵巻としており、裏打もされていないようで、原本を写したものか、手控えあるいは絵手本(粉本)か、下絵として描かれたものと考えられる。

描かれた年代は江戸時代後期〜末期(19世紀)の作と思われる。
落款印章はないので作者はわからないが、御用絵師など、狩野派系の絵師のあいだで、妖怪画の粉本が流布していた可能性があるので、そうしたものかもしれない

鬼が退散している様子が描かれた『百鬼夜行絵巻』は初めて見た。節分の日には鬼や化物が横行するという俗信があり、節分
の光景を描き加えたものだろう。図像の変化や、広がり、地方的な特色などを考える上で大変、貴重なものといえる」と語っている。

(2017/1/23更新)

◎関連記事:くまもと手しごと研究所ウェブサイト(外部サイト)特集 春と福を迎えるならわし。「節分」と「初午」


     
 
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電子書籍表紙
 

『赤い夕日は天草灘に!平成に蘇る野口雨情と古関裕而の唄』<改訂版>=電子書籍・番組ガイドBOOKシリーズ=

古関裕而さんの直筆譜面を発見!半世紀ぶりに再演
被災地との架け橋に

天草下田温泉。
歴史は古く、湯治場として人気があるが、著名人や文化人もたくさん訪れている。
ここにはかつて戦前、「赤い靴」や「シャボン玉」など国民的な童謡や民謡で広く知られている野口雨情が作詩しその後、「君の名は」や「鐘の鳴る丘」「栄冠は君に輝く」などを作曲して数多くのヒット曲で知られている古関裕而さんが付曲した「下田温泉小唄」があった。

しかし偉大な芸術家たちが作ったこの歌は、名曲でありながら、日本の高度経済成長と共に、時代の波に押し流されてしまい、次第に唄われなくなった。地元でこれを歌える人は今や、一部のお年寄りだけだ。もちろんレコードも無くなっていた。

天草テレビで取材を進めるうちに、作曲した古関裕而さんの直筆の譜面を発見!
これを元に童謡歌手の沖吉けい子さんの唄とピアノ演奏、さらに下田出身の藤本流藤本睦津満社中の三味線と尺八、太鼓の唄と演奏で、平成の今に蘇らせ、再現してみた。
実に半世紀、55年ぶりのことだ。

東日本大震災からちょうど1年。偉大な芸術家だった野口雨情は北茨城市、古関裕而さんは福島市出身といずれも今回の被災地で、今も早期の復旧、復興の支援が待たれている。「下田温泉小唄」の再演を通じて、天草から遠い被災地への祈りと願い、さらに埋もれてしまった地域の文化を再発見し、地域の振興につなげるのを目的に、天草テレビが開局10周年を記念し、企画・制作した。

最新の研究成果を加えた改訂増補版ができました。(2013/3/11)

<目次>〜全45ページ
○口絵
○表題
○赤い夕日は天草灘に!
○続報・直筆書発見
○続報・初来島年が分かる
○HDビデオ動画「赤い夕日は天草灘に!」24分46秒
○HDビデオ動画「続・赤い夕日は天草灘に!」9分08秒
○HDビデオ動画「野口雨情 未発表の詩発見!天草初来島の年分かる」(6分59秒)
(=YouTube外部リンク=ビデオ動画はWi-Fi等のネットワーク環境でご利用いただけます。)
3Video Program (24min46sec,9min08sec,6min59sec)
★天草テレビ 編集部編
Published by AmakusaTV.Co,Ltd

★料金Price(JPY):¥980
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