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最近、天草では観光ホテルや観光施設の閉鎖が目立って多くなりました。
その施設のほとんどが37年前の天草五橋ができた後、オープンしたものがほとんどです。

天草の代表的な施設として天草四郎の陣中旗を展示している本渡市の天草キリシタン館があります。
ここの入館者は天草五橋ブームに湧く72年の13万人をピークに年々減少して、昨年はとうとうその半分の約6万人でした。
今年は、昨年同月期に比べると、増加しているということですが、一部の施設、人気旅館を除き、天草全体では観光客の減少、それに長引く不況が追い打ちをかけているような状況です。

五橋ブームのころ私はまだ小学生で、国道とは名ばかりで舗装も充分でなかったジャリ道を、何台もの大型観光バスが連ねて走り、車が走るたびにホコリがもうもうとたち、目も開けていられないくらい。
1台、2台、、と数えながら次から次に走り去る県外ナンバーのバスの群をながめていたのを今でも覚えています。
これを読んでいる方の中には修学旅行で天草に行ったことがあるという方もきっと多いと思います。

天草の中心街で本渡町のアーケードでは浴衣姿の観光客をよく目にし、東京から来た人だったのでしょうか、きれいな標準語や、また時には関西弁で、道を尋ねられたこともありました。
また本渡市が一望できる殉教公園では観光客からカメラのシャッターを頼まれ、そのついでに友達と一緒に撮ってもらった写真を、後から送ってもらったこともありました。
初対面のお兄さんが撮ってくれた白黒写真は今でも私の小学生時代のアルバムに残っています。
かって賑わった観光地や施設は今ではどこも閑古鳥が鳴き、往事の面影はありません。
中心街へ人を運んだ本渡バスターミナルが無くなったのも随分前の話です、、。

天草のイメージは「天草四郎・キリシタン」

天草テレビが今年7月、全国のインターネットユーザー(有効回答数13,707人)を対象に、天草観光に関するアンケートを実施しました。

それによると天草について知っていること、またイメージを尋ねたところ、圧倒的に多かったのが「天草四郎・キリシタン」で78.0%でした。
1年前に同じ内容で実施した調査結果と同様、天草に対するイメージは「天草四郎・キリシタン」で、定着しているようです。

また天草への旅行目的は今の癒(いや)しブームを反映してか、温泉などでの癒し体験が54.6%と半数以上を占め、海の幸などグルメ体験15.3%、キリシタンの歴史巡り15.0%と続きます。

反面、本渡市が力を入れて実施している「陶芸のまちづくり」のイベントなど、「焼き物・陶石」対する認知度は、わずか1.7%にすぎません。
市では毎年数千万円の予算をつぎ込んでいる事業で、今年で3年目になります。
関係者は「有田焼を追い越す」と意気込んでいますが、2年間のイベント参加者はわずか1万4千人足らずで、有田焼の130万人には遠く及ばず、この調子でいくと有田焼に追いつくまでに、100年ぐらいかかってしまいそうです。
こんな状況でいくら税金をつぎ込んでも観光や地元の景気浮揚策にはなりません。
まったく効果がない。
今、必要なのはどんなことができるかではなく、
どういう効果が出せるか、ということです。

真っ赤なウソの「浪花節」!

また今年は天草・島原の乱後、天草を統治した代官の鈴木重成没後350年で、天草観光協会などが主催するイベントなども予定されています。
しかし今回の調査では、この代官の認知度はわずか0.2%で、13,707人中たったの20人でした。
1億円の寄付金を集め、どでかい銅像をたてる予定もあると聞いていますが、全くの無駄としか言いようがありません。
だって全国の人は天草四郎は知っていても、鈴木代官なんて知らないんだもの。
逆に天草四郎や島の民を弾圧した幕府側の代官を祭り上げるとあっては、尊い血を流したご先祖様たちが浮かばれません。
なんで幕府の圧政に反対し、命を落とした悲劇のヒーロー・天草四郎の大きな銅像を建てないんだっ!
天草はまだキリシタン弾圧を行った江戸時代のままですか?と疑いたくなる。

しかもこの代官は切腹をして、幕府に天草の減税を訴えたというけど、これが根も葉もないウソなんですね。
記録によると、代官は病死した、とはっきり書いてある。
江戸幕府に対し切腹して訴えたとなると、当時ではお家断絶の刑ですが、息子が次の代官にちゃんとなっているではありませんか!
ということは、切腹などあり得ない話なんですね。
つまりこれは後世の作り話で、お涙ちょうだいの「浪花節」みたいなものです。

人気ドラマの水戸黄門でもそうだけど、代官といえばワルというのが相場。
天草の場合はお上が(?)、天草四郎に対する民衆の判官びいきをそらす目的で、代官様を祭り上げた、というのが正しいのかもしれません。

また毎年10月に行われる「天草殉教祭」の舞台となる本渡市町山口川の祇園橋。
天草・島原の乱で戦死した人の血で川が真っ赤に染まった、、と観光パンフレットにはありますが、これがまた真っ赤なウソ!なんですね。
ここが戦場になったという記録は一切ありません。
これも後世のフィクション。
天草ではこんな調子の「浪花節」(?)があちこちで聞かれます(^^;
さらにこの祇園橋は幕末に建てられたもので、その当時のものではありません。
この橋が国の重要文化財に指定されたときには、私は目が点になりました、、。

観光を売り物にするというのであればなおさらのこと現代の私たちは変な風に脚色された歴史ではなく、はっきりした正しい目で、歴史を見て、今に生かしていかなければならないと思います。
そうしないと全国の人からそっぽを向かれ、本当に天草観光は終わってしまう、そう思うのです。

2003.9.30記

 
 
 
   
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