「苓洲館」解体


天草の老舗旅館



天草・本渡の老舗旅館だった「苓洲館」が2015年12月末までに、解体された。

歌人の木俣修はかつて本渡の街を趣があって「風格のある町」と評したが、歴史・文化的価値のある建物が、また一つ姿を消した。(註1)

苓洲館は、1923(大正12)年、先々代の堀田籐八氏が創業した。
昭和8年には新館も建設し、当時としては珍しいレストランも開設された。旅館には野口雨情や、吉井勇、林芙美子、大宅壮一、山田太一など数々。多くの文化人や芸術家などが宿泊し、足跡を残している。

解体にあたって今回、新たな試みが行われた。
将来、復元可能なように、図面に残し、建材を保管した。

この試みは、全国的にも類がないという。
解体を行った、建築士の畑元正司さんに話をうかがった。

また、2014年7月、富士山画家として知られる龍駿介の展覧会のため、調査で同館を訪れた福岡大学人文学部・植野健造教授と、柳川古文書館の学芸員江島香さんに電話でインタビューを行った。


(註1)『五足の靴と熊本・天草』濱名志松著

ナレーション:嶽本秀子

(2016/01/16)


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