熊本県(蒲島郁夫知事)が天草市河浦町に建設中の路木ダムの建設根拠で、治水理由が嘘のデータに基づくものだとして、市民運動家の植村振作さん(「天草の海を考える会」代表・元大阪大学大学院理学研究科助教授)がこのほど新たな事実を公表した。
堤防の高さを測量士に依頼し、実際に測ったところ、県のデータより49センチ高く、民家が密集する地区へ水が越流することはとうてい考えられないことが分かった。
また、これまで路木地区の水田が洪水被害にあった写真として県が提示した物が、全然別の場所だったということがこれまでも分かっている。
県はダムの建設理由として、洪水被害を想定していたが、ことごとく事実と異なるとして否定され、建設の根拠が揺らぐことになる。
出演者:植村振作さん(市民運動家)
2011年1月8日配信
(番組=33min43sec/日本語 Program Japanese edition) |