天草郷土資料館所蔵「コレジオの鐘」は東京国立文化財研究所の化学的分析で、鉛同位体比測定し、東アジア以外で作られたとの結果が出たが、製作年代が不明のため、イギリスの国立博物館でビクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)に鑑定を依頼したところ19世紀のもので、1840年〜1860年に作られた青銅の鋳物であることが分かった。 後に、天草郷土資料館の錦戸宏館長はこの鐘は古物商から購入したもので、東向寺(天草市本町)から出土したことを否定している。 |
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写真は天草郷土資料館旧蔵「コレジオの鐘」 |
写真はイギリスの国立博物館でビクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)の鑑定書 |
鑑定の要約 3 August 1998. (個人情報にあたる部分は加工しています) |
「天草キリシタン10の謎」(天草テレビ出版、2020年10月発行。アマゾンで販売中!) 天草コレジオの所在地を示す史料「1601年度イエズス会年報(大英図書館蔵)や、「島原の乱」関連古文書〜天草四郎の目撃情報など幕府側の報告書47枚、53点(個人蔵)、東京大学総合図書館、東京大学史料編纂所、京都外国語大学附属図書館などが所蔵する貴重な資料を約100ページにわたって原本の写真を図録として収めました。詳しく>> |
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新発見の大英図書館に現存する史料などを輯録 「天草キリシタン10の謎」の史料輯。アマゾンで販売中! |